わたしが「掃除機」に対応！

脳がまったく働かないときは本当に何もできないものだが、いま、まさに脳がまったく働いていない状態で文章を書き始めている。


脳が働いていない状態であっても、何か「書こうとしていること」などがあれば、「書こうとしていること」が先行するかたちで、脳を置いてけぼりにして文章が生成されていく可能性もあるだろう。


しかし、困ったことに、現在の自分は「脳が働いていない」だけでなく「書こうとしていること」がなにひとつない状態でもあるのだ。


では文章など書かなければいいではないか、という意見も飛び出そうというものだし、できれば文章など一文字も書きたくはないというのがホンネなのだが、諸事情あってそうもいかないのである。


では、その「諸事情」とやらについて書けばいいではないか、という流れになるのは当然だろう。


しかし、それは「諸事情」という言葉で濁さなければならない程度に、書くわけにはいかない「事情」なのだ。


さしあたって、「自分には書くという義務が与えられている」と答えるにとどめておくことにしよう。


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